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マスクと肩こりと頭痛は関係性がある
コロナ禍となり2年ほど経ちますが、肩こりや頭痛を訴える方が増えてきています。元々肩こりや頭痛は症状として自覚している人は多かったのですが、なぜコロナ禍におけるマスク生活と肩こり、頭痛が関連性があるのでしょうか?
本日はその関連性とトークセン、腱引きが何故有効なのかをお話ししていきたいと思います。
肩こりとかそもそも何か?
肩こりとは何か?下記は日本整形外科学会による肩こりの規定です。
首すじ、首のつけ根から、肩または背中にかけて張った、凝った、痛いなどの感じがし、頭痛や吐き気を伴うことがあります。
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
日本整形外科学会様参照
肩こりからの頭痛の原因は?
肩こりさんが結構な確率で頭痛持ちさん。それはなぜでしょうか?それは血管と神経が関係しています。
動脈・静脈・神経の繋がり
まず肩の血管などを見ていただきましょう。
見ていただけるとわかりますが、痛みを感じるところには血管が多く張り巡らされていますよね。肩が緊張することにより(姿勢や使い過ぎなど)筋肉は収縮し、血管と神経は締め付けられます。
その結果血流が低下、神経は過敏に反応し出します。更に脳はソレを痛みと判断して筋肉を緊張させます。この繰り返しが続くと脳は学習してしまい、勝手に肩は硬くなり続けてしまうのです。
次の画像は首から頭にかけての動脈と静脈の画像です。
先ほどの背中の血管の画像と繋げて考えれば、肩の血流低下がそのまま頭の方の血流低下へと繋がり、緊張からの頭痛を起こすのが想像しやすいかと思います。
マスクをかけると耳の周りの筋肉に継続的に刺激を与え、筋肉の緊張を招きます。特に耳の下には顔面神経がある為に、顔の広範囲の表情筋へと影響を与えてしまいます。そう、顔の血流低下による「浮腫み」です。
これを何度も繰り返していると筋力の低下、それに伴う血流の低下、老廃物の排出困難となり、吹き出物や浮腫みへと繋がってしまいます。コロナ禍の悲劇ですよね。
解消法はあるの?
マスクを外すのが手っ取り早いですが、コロナ禍にあっては難しい。まずは肩甲骨のストレッチを行いましょう。背中は筋膜という膜でいろんな箇所に繋がっており、スーパーバックラインという流れで繋がっています。肩周りの筋膜の連結や筋肉の連結を考慮して下記のいくつかの画像のようなストレッチをしてみましょう。
肩こりや頭痛はまた直ぐにでてくるのは何故?
これはズバリ言うと局所だけの対処を行うからです。肩が痛いから肩を揉む。頭が痛いから首を揉むなど。痛む場所を揉めば痛気持ち良い(DNICという鎮痛効果)ので効いてる気がする。治った気がする。しかしそれは効いた気になっているだけので、DNICが切れると元に戻るのです。
トークセンや腱引きが肩こりや頭痛に効く理由は?
トークセン
トークセンは体の広範囲に振動を送り込む木槌による振動療法です。体の中に流れるエネルギーラインのセンを刺激していくタイ古式マッサージの技法の一つです。
局所のみの施術を行うことはあまりないので全身を整えて行きます。「痛い箇所が原因じゃない」というような全体療法です。例え解剖学や生理学をあまりわからなくとも、正しく施術すれば効果を発揮する。昔の人は今のような解剖学はなかったわけですから、正しく今の世に伝えてくださった先達に感謝です。
腱引き
腱引きは戦国時代より伝わるサムライの整体術です。古くは「筋(すじ)引き」とも言われ、今でも「筋を違えた」とか言ったりします。あまりの改善率から「一撃改善」とも呼ばれており、治りすぎる為にお客さんがいなくなったという話まであります。
筋肉は基本骨についている為に、腱引きを行うと多くの筋肉に働きかけることができます。また、筋肉をコントロールしている筋紡錘や腱にある腱紡錘というセンサーに働きかける事で一気に筋肉の緊張をとる為に「ギックリ腰」などの急性痛に強いと評判です。
トークセンや腱引きで固まった肩が動くようになったら、自分でも肩をよく回してみましょう。サビが落ちたのだから動かさないとまたついてしまいます。また、施術の後はゆっくりお風呂や温泉に浸かりましょう。
血行を改善させて自分の中の免疫力を高めて行きます。また、入浴による健康効果も相まって更に回復を早めてくれるでしょう。
肩こりや頭痛の方は、まず全体を整えて行きましょう。是非お試しを!
トークセンについてはこちらの記事をご覧ください↓