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戦国時代より伝わる戦場の活法「腱引き」
【腱引き道場トークセン・ビハーラ】でも活動をスタートしました。筋整流法公認腱引き師の折田です。
腱引きとは、戦国時代から続く令和の今の世にまで伝わってきた技術。師匠から弟子へと受け継がれて伝承されてきたのが腱引きです。
腱引きは、筋引きとも言われたりしていて、あまりの改善率から「一撃改善」と称されることもあります。治りすぎるためにお客さんがいなくなり、伝承が途絶えかけてしまうと言うことにもなりました。
2019年に腱引きを知り、遂には腱引き師にもなった私が思う、腱引きの持つ5つの効果についてお話しして行きたいと思います。
【腱引きの5つの力】全身の腱を調整することで起こる体への良い影響
「一撃改善」とも呼ばれる改善効果
腱引きは戦国時代から伝承されてきた、戦場での活法です。日本古来の整体の技術と言っても良いでしょう。動けなくなること=戦力の低下です。回復し、いち早く復帰して戦場に戻らなければなりません。そんな時にサムライたちが用いた技法が、腱引きなのです。
あまりの改善率から、一撃改善とも称されることがあります。あまりにも改善してしまうために、お客さんがいなくなってしまい…結果廃業してしまうと言うこともあったようです。実は近年に至るまでに伝承が途絶えかけてしまうと言うことになったのは、このような理由からです。現在は筋整流法の小口先生の手により、日本各地で私が誕生しました。もちろん私もその中の1人です。
全身調整を行うので戻りにくい
痛みを覚える箇所が、本当に原因なのでしょうか。肩が痛いから肩を揉む、腰が痛いから腰を揉む。それで治った例がありますか?私はありません。もみほぐしに代表される、揉むと言う行為は…心地よくはあっても、根本的には改善しないのです。
局所の痛みを取り去り去る為に、全身の調整を行い、取りきれない痛みには奥義を持って対応する。身体は様々な要素(筋肉や骨、腱、神経、血管、etc…)で成り立っています。
腰が緊張するのは腰につながる筋肉の硬直から始まる。その為に腰単体の調整だけでは不充分であり、すぐ症状が戻らないようにする為には全身調整が不可欠です。
私は学びながらそれを実感し、己の体でもそれを感じ取ってきました。急がばまわれ、全身を整えることが肝要なのです。
筋肉のサビ(コリ)を落とし、可動域を回復させる
筋肉には筋紡錘、腱には腱紡錘と言う力が働いています。これらは体の動きを司るセンサーのような役割があります。しかしこれらは誤作動を起こすことがあるのです。伸びているのに縮む、縮むのに伸びていると言うような状況です。(バレーのサーブやボクシングのフックパンチのような動き)
これらの脳の誤作動による筋肉のエラーを、修正することによって通常の状態へと戻していきます。するとセンサーが正常に動くことにより、可動域は回復するのです。
ギックリ腰などの急性痛にめっぽう強い
ぎっくり腰等の状況は、筋肉のセンサーが働いてしまい、ブロックをかけたような状態になっています。体のあらゆる部分が緊張し、体を守ろうとしている防御本能なのです。このままでは壊れてしまうと言う危機感が体を硬直させる訳です。
腱引きをすることによりセンサーが回復すると、ブロックが外れて動けるようになります。硬直している間に傷ついた筋肉は時間による回復を待たねばなりませんが、来店されるときには這うようにして入ってきた方がスタスタと歩いて帰られるのを何人も見てきました。
アスリートにはうってつけの調整法
現代のサムライ=アスリートだと考えています。古代と異なり、1年の間に頻繁に競技が行われます。そのために競技が近い場合にはただ単に体を緩めるだけで良い、と言うわけではありません。
可動域や筋肉の瞬発力を保ったまま、過度の緊張や痛みを取り去る必要があるのです。私も昔、試合の前に体の疲れを取ろうと思って、揉みほぐしのお店に行ったところ、次の日に力が全然出なくて負けてしまったことがありました。
これは今になればわかるのですが、筋肉の緊張感をほどよく保っていないと、体の感覚が変わってしまって力が出ないのです。パンチやキック、ボールを投げる、バットを振る。走り込んでみたり…全ては感覚なのです。
その感覚を損なうことなく、体のパフォーマンスだけを上げる。これが腱引きには可能なのです。
【腱引き】の効果のある人ない人
あまりに長期間慢性的な痛みを抱えていた場合は改善はするのですが、痛みが取り切れないことがあります。それは長年の痛みによって神経本体が傷がついてしまっているからです。慢性痛の方は、しばらくの間通われる方が多いです。
また常に体を痛めつけるアスリートは、毎月定期的に通うことによりパフォーマンスを維持するようにしているようです。
【腱引き】で効果が感じられない?
何事にも向き不向きがあります。痛みに対して弱い方、痛みを怖がる方は腱引きを行っても改善しないことがあります。そんな時は無理に固執せず、他の療法を行うことが良いです。
特に当サロンで行っているトークセンは筋肉のコリをほぐすことに関しては他に類を見ません。体が華奢な人や痛みに対して弱い方はトークセンのほうはいかがでしょうか。
【腱引き】で効果の期待できる症状一覧
下記は筋整流法の発表による腱引きによる効果が期待できる症状の一覧となります。
ぎっくり腰(急性腰痛も含む)
慢性腰痛
坐骨神経痛
椎間板ヘルニア
五十肩・四十肩
肩こり
腱鞘炎
寝違い
首痛
ひざ痛
ひじ痛
頭痛・偏頭痛
スポーツ障害
便秘症
冷え性
等々…
トークセン・ビハーラではあくまでもリラクゼーションとして施術を行っています。医療行為ではないのでその点ご了承ください。
トークセン・ビハーラでも腰痛や肩こり、ひざ痛、ギックリ腰に便秘など、たくさんの方に施術して参りました。
腱引きでたくさんの人に幸せを。「痛くない事は幸せ」なんです。これからも腱引きを広める為に、活動して参ります。
【腱引き】を受けた日にお勧めする事は?
施術を受けた日にオススメするのは、たくさんの水を飲むことと、温泉などの入浴を行うことです。体の中の腱を調整することにより、筋肉が緩み、血流が改善されます。それを後押しするためにも、できたら温泉に入り(不可能な場合はご自宅のお風呂で結構です)血行促進する事をお勧めします。
また、入浴後には膝の屈伸や、肩を回すなどの運動を行ってください。せっかく腱が緩みサビが落ちたような状態です。またサビがつかないように動かすことが大切です。
温泉大国鹿児島として、皆さんお勧めの温泉があるのではないでしょうか?せっかく施術を受けたのなら、さらに効果を発揮しましょう。
最後に
私は長年格闘技を続けてきました。強い体に生んでもらったので20年間怪我する事もありませんでした。
しかし怪我はするモノ。思いがけない試合中の怪我で満足に動くことができないようになり、現役を終えました。
【完全燃焼できない】この悔しさや辛さはよく理解できています。私のような思いを、皆さまにはして欲しくない。
なるべく長く現役を続け、楽しくスポーツ人生が送れたのなら。アスリートとして活躍することができたのなら?
痛みを我慢せずに生活できるのなら?
私は自らの後悔を背に、他の人にはこんな思いをさせない為に【腱引き】を学びました。
若輩者ではありますが、【腱引き】で一人でも多くの方の痛みを取り去り、日々の生活の質を上げる為。アスリートの皆さんの力になれるように情報発信をして行きたいと思います。
痛みに悩む方、是非トークセン・ビハーラにお越しください。