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【タイの木槌】私とトークセンについて
「トークセン」そう言われて殆どの方は頭の中は?マークだと思います。タイ古式マッサージのセラピストの中でも聞いたことはあっても受けたことのない方は多いと思います。近年はだいぶセラピストも増えてきましたが、改めてトークセンについて、私が知っていることをお話しさせていただければと思います。
トークセンについてはこちらの記事をご覧ください↓
・トークセンは木槌を使った振動療法
トークセンは木槌と木の杭をぶつけることによって生じる振動を身体に送り込むことにより、身体の滞りを取り去り、血流を改善させていくことが考えられています。見た目と異なり、とても心地良くて施術中に寝てしまう方も多いです。
タイ古式マッサージは日本の指圧のような技法やストレッチのような動きで体を緩めていきます。私自身とても好きなのですが、中にはそれが辛い方や、身体の負担が強過ぎてできない方がいます。そんな方にも施術ができるので私はトークセンをメインとした施術を日々行なっています。

・私とトークセンの出会い
私がタイ古式マッサージに出会ったのは2014年のことでした。タイ古式マッサージを受けてその心地よさに、非常に感動いたしました。そしてタイ古式マッサージを調べていく中で、ついにトークセンに出会ったのです。調べる中で、札幌の櫻井先生のお名前を目にして、ブログを読むうちに気がついたら札幌まで飛んでいました。まさかそれから毎年札幌に行くことになるなんて…その時は思いもよらなかったのです。
連絡したときに櫻井先生から「実はちょうど櫻井式トークセンを教えることになったんですよタイミングいいですね」と言われたのを覚えています。最初は特技の1つにでもなればいいな位の簡単な考えだったのですが、札幌に行き学び家族にするうちにどんどんとトークセンの活躍の場が増えていきました。
元々タイ古式マッサージを学び出したのは父と母の為でした。タイ古式マッサージやトークセンを父や母にする中で、どんどん施術をこなし、手順を覚え、手に馴染ませていきました。元々家族の癒しになれればいいと考えていましたし、満足していました。今も定期的に家族にはトークセンしています。

・中学時代の友人との再会がきっかけで
トークセンを学んだ後に、偶然中学時代の友人に出会いました。話をするうちにその友人が交通事故を起こしコルセットが手放せない体になったと言うことを聞いたのです。「だったら俺がトークセンしてやるよ、もし効かなかったとしてもそれはそれでいいじゃないか」と言うふうに気軽に声をかけてみたのです。
すると言う人はわらにもすがる気持ちで私のところにやってきました。今でも覚えています。愚直に、学んだ通り、2時間以上3時間ちかくトークセンをしていたでしょうか?必死でした。
施術の後に友人はぼーっとしていました。そして帰る時になってもコルセットをつけないのです。「おいコルセットをつけなくていいのか?」と聞くと「いやいらないと思う」と言いながらコルセットを肩に担いで帰っていったのです。私は心配でしたが、くもなく運転をしてるのを見て大丈夫だろうかと思いつつも見送ったものです。
・折田くんのおかげで俺は生まれて初めて娘を抱っこ出来た
友人から次の日に長文のLINEが届きました。「折田くん、ありがとう。俺は生まれて初めて、自分の娘をコルセットなしで抱っこできたんだ。本当に最高の気分なんだよ、ありがとう」私としてもとても嬉しかったです。そしてそれからと言うもの、友人は私に紹介をしてくれるようになったのです。単純な腰痛の方もいれば、肩こりの方もいたし、最もびっくりしたのは、杖をついてコルセットをつけてやってこられたおじいさんです。「折田くん何とかトークセンでならないか?」と聞かれたのでやれるだけやってみようと思いやったのを覚えています。
その方は月に2回ほど、3ヶ月ほど来店されてその後は1ヵ月に1回ほどの来店となり、1年も経つ頃には腰痛がほとんど起こらなくなっていました。もうここ2年ほどはこられていないです。全然腰も痛くないそうで私としてはとても嬉しい限りです。
・トークセンで幸せを運ぶ
学んでからの最初の1年間は、私の自宅で施術を行っていました。しかし様々な人が訪れずにいたり、個人の部屋では不都合も起こることになりました。そしてタイミングよく今のサロンの場所が空いたので、そこにトークセン・ビハーラとしてサロンを構えた次第です。
トークセンは痛みに苦しむ方にお役に立つことができる。私はトークセンを7年間行なってきていますが、まだまだ知らない事ばかり。これからも学ばねばと思うばかりです。
【タイ古式療法】トークセン・ビハーラ
〒890-0063
鹿児島県鹿児島市鴨池2丁目20-5
ファミリーマート鴨池2丁目店同敷地内
TEL 050-3700-1977
トークセン・チネイザン・よもぎ蒸し
店主・折田紘一郎