タイのセン理論〜Kalathari(カラタリ)〜
タイ式のマニアックな世界にようこそ。今回は私の大好きなカラタリをご説明しようと思います。「困ったらカラタリ」、「困ったら三焦経」など言葉があるように(多分あったと思うのですが・・)症状で困ったらカラタリからやってみようというように汎用性の高いセンとなります。対応症状としては・・
あざ
筋肉
リウマチ
ホルモン
腱
骨
・・などとなっています。いわゆる体の不調と言われるものを網羅してますよね。取り敢えずカラタリを攻略したら体は楽になるという感じになります。さらに深く適応症状を書き出してみますと・・
胃腸疾患
消化器系の問題
ヘルニア
麻痺
関節炎
咳
ヒステリー
精神疾患等
・・などとなります。メジャーラインはヘソから始まり上半身と下半身のそれぞれ左右に分かれます。ヘソ→乳首→脇→上腕二頭筋→前腕→手のひら(各指先まで)。下半身はヘソ→内股→ふくらはぎ→足裏となります。カラタリは一部経絡における「肝経」などとも類似しています。私が施術の際に「肝経」「腎経」に関してはアプローチが多いのでトークセン施術経験者の方はよくお分かりかと思います。
トークセンは木槌の振動を体に送り込む振動療法です。機械で行うとどうしても単一の振動となり、奥底にまで到達する感じがありません。体の奥底に振動が行き渡る事で溜まっていた疲労物質を掘り起こして流れを改善していこうとなります。「体は治りたがっている」のでトークセンでそのお手伝いをさせていただいているのです。トークセンでセン・カラタリをトントン。センという言葉が出てきすぎてなんだかゲシュタルト崩壊しそうですよね。トークセンで叩くのはもちろんですが、ジャプセンで捉えて弾くようなやり方や、足によるストレッチでセンを伸ばすやり方も有効です。その場合は心地よく、伸ばす感じの施術で行っています。
骨は常に破壊と再生を繰り返している、その為には刺激による電流が鍵
骨は破壊と再生を繰り返して常に作り替えられています。骨粗相症などは作り替えられる段階でうまく骨が形成できずにスカスカになってしまっているわけです。骨を作り出すには刺激(歩く振動)により骨の中に電流が発生、それにより骨刺激となり骨が作られていくという流れです。トークセンは筋肉や腱に対する刺激はもちろんですが、骨にも振動を響かせて(あまり強い刺激は苦痛なので行わない)行くことが肝要です。「定期的に受けにきてくださいね〜」というのは実はそういう話があったりするわけです。(医療行為ではありませんのでご了承ください)
さて次回はタワリィ・サハサランシィのご説明を致します。この2つは現代社会における酷使する目についてフォーカスします。目と頭痛の関係性などのお話なども。マニアックなタイ式の世界のご説明に一役お役に立てているならば嬉しいです。
トークセン・ビハーラ
折田
トークセンについてはこちらの記事をご覧ください↓