タイのセン理論〜Ittha(イッタ)、Pingkhala(ピンガラ)〜
タイ式のマニアックな世界にようこそ!何回かに分けてタイのセン理論の事をブログに書かせていただいてます。今回はイタ(左側)とピンガラ(右側、ピンカラでも良し)について。イタとピンガラは下半身と上半身にまたがっており、アプローチしやすいセンでもあります。症状が上半身にある場合下半身からマイルドに攻めていくことが可能だからです。下半身へのアプローチで異常が出た場合に次のような事を想定します。
頭痛
偏頭痛
ストレス
不眠
喘息
寝違え
首の痛み
肩甲骨の張り
高血圧
・・などが多いでしょうか?さらにマニアックな読み取りになりますと下記のようなものが考えられます。(医療ではございませんので参考程度にお考えくださいね)
頭痛
肩こり
肩の痛み
風邪
咳
鼻詰まり
喉の痛み
不眠
悪寒と発熱
腰痛
胃腸の不調
背部痛
めまい
内臓へのダメージ
肝臓や胆嚢への病の可能性
・・となります。体の中をかなり長めに走っているセンなので対応するものも多いですよね。主に上半身の内臓系へのアプローチがイタ・ピンガラでしょうか?へその横からスタートして下に下がり内腿を通って膝横から裏に。そのままハムストリングを登りお尻を通過して背中へ。そのまま頭をぐるりと回り、鼻に来て終わり。これがメジャーラインです。イタとピンガラは一部腎経とも重なるので私は重要視しています。マイナーラインはかなり多いので覚えるのが苦手な方は無理せずにどうぞ。メジャーラインが国道、マイナーラインが県道の役割と考えていただければ。
タイにおいてセンというのは「紐状のもの」という意味だそうです。だからうどんもセン、ラーメンもセン。ビーフンもセン。わかりやすいですよね。ちなみにセンは生きている体にしかないとされています。とあるセンを研究している先生に聞いたところ解剖実習で確かめた。センは生きてる体にのみ存在する、と。私もいずれ自分の目と指で確認せねばと考えていますが・・ちなみに私は膝に爆弾を抱えていますが、その先生にセンが、ズレてるよと言われて「パチン!」と音を立てて戻してもらったことがあります。それからセンは触れるし、戻せるのだとわかりした。「センの覚醒」です。
センを実際に触って指導をしてくれる先生は少ないのでその先生の講座が開かれる時はぜひ参加されてみると良いですよ。知ってるはずのセンに新しい喜びと驚きが舞い込んできます。次回はみんな大好きカラタリを説明致します。「困ったらカラタリ」「困ったら三焦経」みたいに困ったときにはとりあえずやってみよう!という覚えておいて損はないセンになります。私もトークセン施術の場合毎回アプローチしていますし、手技の場合でもアプローチします。
トークセン・ビハーラ
折田