チネイザンは古代中国において、タオに長けた仙人たちが行っていた秘術とされおりました。それがタイの北部のチェンマイへと伝わり、ダオガーデンの謝明徳老師(マンタクチア)が現代医学や解剖学、解剖生理学を取り入れて再生したのが今皆さんが知っているチネイザンの始まりとなります。
このチネイザンという素晴らしい手技はまだまだ世の中に伝わっていません。そこで本日は鹿児島にチネイザンを広めたい!と発信をして来た私が思う、チネイザンが心身に与える5つの素晴らしい効果をお伝えしようと思います。
これから「チネイザンを受けてみたい」とか、「チネイザンに◯◯を期待している」と言う方の参考になれば幸いです。
トークセン・ビハーラ
折田紘一郎
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【チネイザンの5つの効果】お腹のマッサージが心身に与える良い影響
チネイザンは「氣内臓療法」とも呼ばれ、腹部に蓄積した負の感情が、病や不調の原因であることを突き止めた古代道教(タオ)の老子たちの手によって、語り継がれていました。
チネイザンは古代中国において、タオに長けた仙人たちが行っていた秘術とされ、タイの北部のチェンマイへと伝わり、ダオガーデンの謝明徳老(マンタック・チア)師が現代医学を取り入れて再生したのが今皆さんが知っているチネイザンの始まりとなります。
チネイザンでは、内臓に感情が宿るとされ、怒りや不安、恐怖、悲しみなどの感情が蓄積するとされています。内臓が元気な時はそれらの感情も消化できるのですが、感情が過多の場合、未消化の感情として、そのまま内臓に蓄積して、不調を招くとされています。
たとえば、肝臓には怒りが、胃には不安が、といったようにです。チネイザンでは、これらの感情と共に内臓に現れている不調を、手による優しいマッサージによってほぐしていきます。
以下の5つの効果がチネイザンによるタイ式内臓デトックスマッサージの良い影響となります。
チネイザン5つの効果
1.女性ホルモンや腸内環境を整えたい、婦人科系トラブルで悩んでいる方
2. 肉体、精神、感情のデトックスをして変化したいと感じている方
3. ネガティブな感情(恐れ、怒り、不安、憂鬱感、緊張、ストレス等)の心の感情を改善したい方
4. 定期的に便秘・下痢が起きる方
5. 運動不足や事務仕事などで同じ姿勢が続き、気の流れが滞っていると感じる方
1.女性ホルモンや腸内環境を整えたい、婦人科系トラブルで悩んでいる方
チネイザンは腹部に全体的にアプローチをかけていきます。チネイザン希望の方の多くはお腹のトラブルに悩まれていますし、昨今は妊活目的でも探していらっしゃいます。
写真だけではなかなか伝わりにくいために「痛そう」と思う方もしばしば。実際はとても心地の良い腹部のデトックス法なのです。
不調を抱える方のお腹は冷たくて、実に硬い。日本でも腸もみやその他の名称でも腹部へのマッサージは広まっています。
子宮や卵巣などは腹部大動脈からの支流の支流のように、細くて長い血管で繋がっています。
また、小腸や大腸に繋がる臓器に適切なアプローチを行うとお通じもスルスルと出て来たりします。
凝り固まった腹部には血流が不足しているため、痛みを発生させやすくなりますから、優しく、ゆっくりとした圧で触らねばなりません。
生理痛や生理不順、冷え性、妊活・・様々なシーンでチネイザンは活躍しています。
しかしながら、ただ揉めばいいと言うわけではありません。古より伝わる知識と技法を綿密な力のコントロールによりチネイザンは成立しているのです。
2. 肉体、精神、感情のデトックスをして変化したいと感じている方
デトックスとは?「Detox」は、英語のdetoxificationの略語(造語)で、「de(否定)」+「toxicus(毒の)」に由来し、体内に溜まった有害毒物を排出させることを意味します。
私たちの体には毎日様々な化学物質や環境ホルモンなどの有害物質が入ったり、体内で老廃物が作られたりしています。生きる為の活動がゴミを生み出しています。
体内に入った多くの有害物質は、肝臓で解毒され、無毒化されます。
肝臓は人体で最大の解毒臓器です。肝臓で解毒されたものは、胆汁を使って便の中に排泄されたり、血液から尿に排泄されたりします。
さらに、汗や爪・髪の毛も排泄ルートの一種です。内臓は絶え間なく動き続け、生み出し、排出します。
各臓器は感情を受け止める壺のような役割も持つ為、チネイザンによる施術は肉体的な老廃物のみならず、精神的なデトックスも対応しています。
3. ネガティブな感情(恐れ、怒り、不安、憂鬱感、緊張、ストレス等)の心の感情を改善したい方
おへそから始まり、大腸、小腸、肝臓、腎臓、膵臓、脾臓、心臓、肺、卵巣、子宮、筋膜、セン、経絡、アナトミートレインなどにもアプローチします。
各臓器には下記のような感情を司るとされています。
怒り=肝臓
喜び=心
思い悩む=脾
悲しみ=肺
恐れる=腎
例えば長年怒りの感情ばかりを持ち続けていると、肝臓に不調があらわれやすく、逆に肝臓にトラブルがあると怒りっぽくなってしまうというような感じです。
肝臓が弱ると、ちょっとした風にあたっただけで涙が出たり、爪が欠けやすくなったり、またみけんのシワとして表面化します。
眉間のシワは不機嫌顔の象徴。定着させないために日ごろのストレス解消や暴飲暴食を避け、肝臓への負担を減らす必要があります。
このような感じで内臓が感情を受け止めていると考えられている為、チネイザンは肉体的のみならず、精神へのアプローチでもあると考えられます。
4. 定期的に便秘・下痢が起きる方
運動不足・ストレス・栄養バランスの乱れやインスタント食品を頻繁に食べるなどにより、腸の機能が低下します。
ガスがたまったり、下痢や便秘になりやすくなります。便秘が慢性化すると腸内環境も悪くなり、太りやすくなります。
女性の皆さんは一度は経験したことはあるでしょうし、むしろ慢性的な便秘に悩む方は多いです。
しかし便秘薬を頻繁に服用すると本来の腸の動きが低下し、便秘体質になってしまいます。頑固な便秘にお薬・・は本来よくないのです。
チネイザンでお腹を温め活性化することで、ガスが抜けやすくなり、通便がよくなります。小腸からの大腸へのアプローチはチネイザンには欠かせません。
中にはお腹を触るとゴボゴボと音を立ててお腹が動き出してトイレに直行する方も多いです。
5. 運動不足や事務仕事などで同じ姿勢が続き、気の流れが滞っていると感じる方
チネイザンは、内臓を直接ケアすることで心の動きのバランスを整え、内臓の緊張を緩め、内臓同士の連携や協力を高めます。そして私たちの生命力の源でもある「気」の流れを良くしていきます。
チネイザンは、セロトニンという幸せホルモンが95%も生産されている小腸にアプローチするマッサージでもある為、ストレスなどの負の感情を解放するのにも効果的です。
セロトニンの感受性は女性の方が大きいとも言われており、男性が30パーセントアップした際に女性は300パーセントを超えて増大したとも計測されています。
例えば心配やストレスを感じると、胃が痛くなる→胃の周りが冷たくて硬くなった気がする→更に不安やストレスがたまる。などという流れが作られてしまいます。
チネイザンを行うと胃の周辺が柔らかくなる→心配やストレスが減る→胃が楽になって心身の安定に繋がるという流れに変わります。
病気や症状を【治す】などと捉えるのではなく、身体や精神のバランスを調整し、自己の自然治癒力を上げることが目的です。
【チネイザンの効果がある人ない人の違い】
上記の5つの効果や、その他の色々な状況に対応できる可能性が期待できるチネイザンですが、なかなか体感し辛い方も。正直相性にもよりますし、好き嫌いがあります。
硬いお腹を優しく触られると安心する方もいれば、ある意味セクシャルな部分でもあるので「見せたくない」と強く思う人は癒やされないでしょう。
ただ、チネイザンは複数回(理想は5回ほど)受けるのが良いとされています。
実際にお客さまの中にも複数回受けた後に自分の心の変化を感じる方がいたりします。
是非複数回受けてみてご自分の判断で確かめてみましょう。
チネイザンがおすすめの方
- 不安や怒りの感情が自分の中に蓄積していると感じている人
- 腰痛、足の冷え、おなかの張り、浮腫み、緊張しがちな人
- 心の中が晴れない人
- 自分自身の感情を受け止めてみたい人
- ストレスが強く感じていて、心の疲れを感じている人
チネイザンが効果がないと感じる人は?
何度か受けてみたけど効果がわからない、あまり感じられない人は他の施術を組み合わせて受けてみるのはいかがでしょうか?
トークセン・ビハーラでは心に働きかける「風の施術」とも言われるハーブスチームサウナやハーブボールなどの施術と組み合わせるのを推奨しています。
心地よいハーブの香りに包まれて、体の奥から温かく温活すると心の解放と体の解放を感じられ、チネイザンの効果をさらに押し上げると考えています。
ハーブスチームサウナについてはこちらの記事をご覧ください↓
チネイザンの効果が期待できる症状の一覧
下記はチネイザンによるアプローチが期待できる症状の一覧です。(トークセン・ビハーラでは医療行為、医療類似行為は一切行っておりません)
チネイザンの対応症状一覧
- 臓器全般の機能向上
- 便秘や下痢など、お通じの改善
- 肩こりや腰痛などの痛みの軽減
- 疲れ、だるさの軽減
- 生理痛、生理不順、更年期症状の緩和
- むくみ、冷えの緩和
- 心身のストレス緩和
- 不眠
- 感情、心の安定
- 気力、集中力の向上
トークセン・ビハーラではあくまでもリラクゼーションとしてチネイザンを行っています。タイでは伝統医療として用いられているので上記の効果があるとされています。
トークセン・ビハーラでも冷え性に始まり生理痛の方や妊活さんなど幅広くお客さまは受けられ、実感してきました。
鹿児島ではまだまだチネイザンのセラピストは少なく、これからもチネイザンの良さを発信していけたらと思っています。
チネイザンを受けた日の食事や行動は?
施術時間の1~2時間前はお食事(お水やお茶は可)を控えてください。
また念のためですが、施術当日はお酒や刺激が強いものの飲食は注意してください。
時間のある方は温泉に行ったり入浴をしたりして血行を良くしながらリラックスしてください。もちろん水分はしっかりと摂りながらですよ。
さいごに
鹿児島におけるチネイザンセラピストの数は本当に少ないです。私が2019年にITM名古屋の清水まに先生をお招きしてまにねいざん講座を開いた際には10人が受講しました。
しかし今でも続けているのはそのうち私を含めた2人だけ。これではチネイザンを求めている人には対応しきれない。
僭越ではありますが、鹿児島におけるチネイザンの先駆けとして、トークセン・ビハーラの折田はこれからもチネイザンの良さをアピールし、正しい情報と情熱をお伝えしていく所存です。
チネイザンに興味を持っていただけた方、本当にありがとうございます。
心の内臓の解放のチネイザン。
是非トークセン・ビハーラでお試しください。
トークセン・ビハーラ
折田紘一郎
24時間オンライン予約↓
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000500834/
チネイザンについては下記のページをご覧ください↓