腎臓の疲れとセン・イタの関係

〜リン代謝とエネルギー循環の視点から〜

皆さんおやっとさぁ!鹿児島のトークセン・ビハーラの折田です。

「リンを摂りすぎると腎臓に悪い」

そんな話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

加工食品に多く含まれており、日常食べることも多い栄養素でもあります。

実はこの“リン”というミネラル、私たちのエネルギー代謝には欠かせない存在でありながら、過剰に取り込むと腎臓に負担をかける厄介な一面を持っています。

そしてこの「リンの代謝」は、タイ伝統医学の視点で見るとセン・イタ、ピンガラの流れと深い関わりがあります。

今日は、身体のエネルギーラインと腎の働きを結びつけて考えてみましょう。

体の“静”を司るセン・イタ、ピンガラとは

セン・イタは、身体の左側を通るエネルギーライン。

頭頂から喉、胸、腹を通り、左脚の内側を伝って足の親指へと至ります。

対をなすのは右側を通るセン・ピンカラ。この二本は、陰と陽、静と動のバランスをとる“生命の双翼”ともいえる存在です。

イタは「陰」を象徴するセンであり、体の休息・再生・冷静さを司ります。

腎臓はまさにその中央、腰の深部にあり、イタのエネルギーが静かに流れ込む“源泉”のような場所です。

東洋の考え方では、腎は「生命の貯水池」とされます。

ここに滞りが生じると、全身の循環が鈍り、老廃物やリンがうまく排出できなくなる。

現代的にいえば、腎臓の“排泄フィルター”が目詰まりを起こすような状態です。

リン過多が起こす「静寂の乱れ」

リンは本来、骨や歯を作り、エネルギーを生み出す重要な元素です。

しかし現代人の食生活では、インスタント食品・加工肉・清涼飲料などに含まれる無機リンが大量に体内へ流入しています。

無機リンは吸収率が90%を超え、腎臓に大きな負担をかけます。

本来「静かにろ過して排出する」腎の働きが追いつかず、体内にリンが滞ると、血管や筋肉のカルシウムバランスが崩れ、疲れやすさやむくみを引き起こします。

これはまさに、セン・イタのエネルギーが滞った状態と酷似しています。

体の“静”のラインが乱れると、休息しても疲れが取れず、夜になっても交感神経が落ち着かない。そんな「休めない身体」になってしまうのです。

セン・イタを整えるトークセンの知恵

リンを“減らす”ことばかりに目を向けると、少し息苦しく感じます。

しかし、身体の循環を整えれば自然とリンも流れ出していくのです。

トークセン(Tok Sen)は、その循環を取り戻すための音の療法。

木槌の響きが筋膜・神経・血流を伝い、滞ったセンの流れをやさしく揺らしていきます。

腎臓を意識したトークセンのポイントは次のとおりです。

• 腰の両脇(腎兪・志室):腎を活性化し代謝を促す

• 足裏(湧泉〜腎反射区):老廃物を排出し疲労を解く

• ふくらはぎ内側:セン・イタの下行路に沿いリンパ還流を助ける

これらを“水のエレメント”を意識しながら行うと、施術後には体がしっとりと落ち着き、目の奥の疲れまで澄みわたるような感覚が訪れます。

音の振動と水の流れが重なる瞬間——

それこそが、セン・イタが本来の静けさを取り戻すサインです。

「食」から見るセンの養生

センの流れは、私たちの食生活にも大きく影響します。

腎をいたわる食事とは、単に「制限」ではなく「整える」こと。

たとえば・・

カルシウム:リンと結びつき排出を促す(小魚・海藻・豆腐)

マグネシウム:リンの吸収を抑える(玄米・ナッツ・ほうれん草)

カリウム:腎のろ過を助ける(かぼちゃ・アボカド)

これらは「土と水のエネルギー」を補う食材であり、セン・イタの流れを支える養生そのもの。

食事を整えることは、トークセンと同じく“体内のセン施術”なのです。

「腎臓は沈黙の臓器」ではない

よく「腎臓は沈黙の臓器」と言われます。

しかし、センの観点から見れば、腎臓は沈黙などしていません。

むしろ体の中心で、絶えず私たちのリズムを整えてくれている存在です。

その声は静かで、だからこそ聞き逃されがち。腰の奥の鈍い疲れ、冷え、むくみ、集中力の低下。

それらはすべて、腎からの小さな“サイン”です。

セン・イタが滞れば、そのサインは音を失い、心身の調和がゆっくりと崩れていきます。

逆に、セン・イタを整えれば、腎の静けさが再び流れだすのです。

トークセン・ビハーラでのアプローチ

当サロンのトークセンでは、腎のラインを意識しながら、セン・イタ、ピンガラを中心にしたリズムワークを行います。

腰・背中・足裏のラインを丁寧に響かせながら、血流とエネルギーの循環を同時に整えるのが特徴です。

施術後には・・

「足の重さが抜けた」

「視界が明るくなった」

・・というお声をいただくことも多くございます。

リンや老廃物を「押し出す」のではなく、身体が自然に流す力を取り戻す——これこそが、セン療法の真髄です。

この施術が向いている方

• 食生活の乱れや外食続きで身体が重い方

• むくみ・冷え・腰のだるさを感じている方

• 夜になっても神経が休まらない方

• 自然なデトックスを求めている方

体内の静けさを取り戻したい方に、セン・イタ、ピンガラの響きはきっと新しい感覚をもたらすでしょう。

「腎をいたわる」という生き方

リンを溜めない身体とは、実は“急がない”身体でもあります。

食べる速度を少し落とす。

夜のスマホ時間を5分減らす。

ぬるめの湯にゆっくり浸かる。

その一つひとつが、セン・イタの流れを静かに呼び覚まします。

トークセンは、その流れをさらに後押しする音の調律。

人が本来持っている「整う力」を思い出すための道具です。

まとめ

リンをためないコツは「減らす」そして「流す」こと。

そして流れを整える鍵は、セン・イタの静かな響きにあります。

腎臓の健康は、私たちの“静寂の質”そのもの。

トークセンでセン・イタを整える時間は、まるで身体の奥に“静かな音楽”が流れ出すような感覚を呼び起こします。

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トークセンビハーラ店主:折田紘一郎

タイ古式療法 トークセン・ビハーラ
折田 紘一郎

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