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現代人の体質で【風】が乱れる理由とは?
皆さんおやっとさぁ!鹿児島のトークセン・ビハーラの折田です。
最近施術の現場でよく耳にする言葉があります。
「しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない」「検査では異常がないと言われたけれど、なんとなく調子が悪い」「理由は分からないのに、ずっと緊張している感じがする」
こうした状態は、もはや一部の人だけのものではありません。
多くの方が、似たような感覚を抱えながら日常を過ごしています。
タイ伝統医学の視点で体を見ていくと、これらの背景には共通した状態が見えてきます。
それが風(Lom)の乱れです。
ホーラーウェートでも風の乱れを持つ人は体質が不安定になりやすく、痛みが増えやすかったり強く出るなどがわかります。
タイ伝統医学でいう風とは何か
タイ伝統医学における「風」は、単なる空気の流れではありません。
呼吸、神経の伝達、体の動き、心の反応。こうした目には見えないけれど、確かに体と心を動かしている働き全体を「風」と捉えます。
西洋医学的に言えば、自律神経の働きに非常に近い概念です。
だからこそ、眠りが浅い、緊張が抜けない、理由の分からない不調といった状態は、風の影響を強く受けます。
風が穏やかなとき、人は自然と呼吸が深くなり、体も心も落ち着きます。
逆に風が乱れると、体は休んでいるつもりでも回復しきれず、常にどこか力が入った状態になります。
なぜ今の時代は風が乱れやすいのか
現代人の生活は、常に情報と刺激に囲まれています。
スマートフォン、仕事の連絡、SNS、ニュース。意識していなくても脳と神経は一日中働き続けています。
体は動いていなくても、神経だけが動き続けている。
これはタイ伝統医学の視点で見ると、風が吹きっぱなしの状態です。
風は動きを生みますが、止まる時間がなければ消耗します。
さらに、長時間の座り姿勢や浅い呼吸が習慣化することで、胸やお腹の動きは小さくなります。
風の通り道が狭くなれば、巡りは滞り、乱れはより強くなっていきます。
風が乱れると体に現れるサイン
風が乱れてくると、体にはさまざまなサインが現れます。
眠りが浅い、呼吸が浅い、疲れが抜けない、痛みや違和感の場所が一定しない、不安感や落ち着かなさが続く。
これらは決して気のせいではありません。
体が「今の生活リズムでは回復が追いついていません」「刺激が多すぎます」と、正直に伝えてくれているサインです。
不調は敵ではなく、体からのメッセージ。そう捉え直すだけでも、体との向き合い方は変わってきます。
タイ式のケアが風を重視する理由
タイ式のケアでは、この「風」をとても大切に扱います。
強く押すことよりも、通すこと、整えること、余計な緊張を抜くことを重視します。
その日の体の状態を見極めながら、必要以上の刺激を加えない。
だからこそ施術後に「静かに楽になる」「呼吸が深くなる」と感じる方が多いのです。
当サロンで提供している風の門のセッションも、この考え方をもとに、呼吸や神経の緊張にやさしく働きかけ、体の内側に通り道をつくることを大切にしています。
風の門についての詳しい考え方は、こちらでまとめています↓
風を整えるという選択
もし最近、理由の分からない疲れや不調を感じているなら、それは風が乱れているサインかもしれません。
まずは立ち止まり、呼吸に意識を向け、体の感覚を感じ直してみてください。
それだけでも、風は少しずつ落ち着いていきます。
次回は、この風をどう整えていくのか。
セルフケアでできることと、施術でできることの違いについて、もう一歩踏み込んでお話ししていこうと思います。
最後に
〜Na-a Na-wa Rokha Payati Vina-santi〜
私の持つ技術と知識があなたの救いとなりますように
この手に触れる全ての人が健やかに、幸せに過ごせますように
