芭蕉と「三里」の本当の関係
皆さんおやっとさぁ!鹿児島のトークセン・ビハーラの折田です。
松尾芭蕉は『奥の細道』をはじめ、生涯で数千キロに及ぶ徒歩の旅を続けた人物。
その芭蕉がしばしば言及したのが・・
「三里に一度、足を休めよ」
あるいは
「三里ほど歩けば、身体が整う」
という旅の身体感覚。
この「三里」という言葉が、後世になって足三里という経穴と結びつけられてしまったのです。
足三里とは何か
足三里は東洋医学において
• 胃腸
• 免疫
• 疲労回復
• 足腰の持久力
に関係する、いわば【歩く者の生命線】のようなツボ。
古来より
「足三里を灸せよ、旅で倒れぬ」
と語られてきました。
実際、江戸時代の旅人・巡礼者・武士たちは足三里に灸を据えてから旅立つのが常識でした。
足三里は胃経(足の陽明胃経)に属する代表的な経穴で「気・血・水・消化・免疫・足腰の力」のすべてを底上げする、極めて中枢的なツボ。
王のツボとも言われる足三里が特別なのは、単なる胃腸のツボではなく
• 内臓(迷走神経)
• 血液循環(下肢ポンプ)
• 自律神経
• 免疫(腸管免疫)
• 筋膜ライン(アナトミートレイン)
これらすべてが交差するハブだからなのです。
足三里が取れない疲労に効くのは
「エネルギーが作れない」
「エネルギーが回らない」
この二つの問題がある時。足三里はエネルギーの製造工場(胃腸)と配送網(血流)を同時に回復させる唯一のツボなのです。
古典では
「三里を灸すれば、老いずして長く歩める」
と記され、
養生・長寿・体力・病後回復の要とされてきました。
なぜ芭蕉と足三里が結びついたのか
芭蕉は確かに
• 一日に30km以上を歩く
• 山道・雪道・悪路を踏破する
• 高齢になっても旅を続ける
という、現代人から見れば異常な身体能力を持っておりました。
そのため後世の養生家や鍼灸家が
「あれほど歩けたのは足三里を使っていたに違いない」
と推測しやがてそれが「逸話」として語られるようになった
これが真相です。
史実として確認できること
芭蕉の遺稿・弟子の記録・日記・書簡の中に
• 足三里
• 灸
• 経穴名
を明確に記したものは見つかっておりません。
ただし
• 芭蕉が病弱だったこと
• 胃腸が弱かったこと
• 足腰の不調をたびたび訴えていたこと
は記録されております。つまり――
芭蕉の身体は、足三里の適応症そのものだった
というわけですね〜
結論
松尾芭蕉が「足三里を愛した」という直接の逸話は存在しない。
しかし、彼の生き方と身体は、まさに足三里の象徴であると申し上げるのが、最も正確です。
歩き続ける者
旅を生きる者
胃腸と足腰で世界を味わう者
――それが芭蕉であり、そして足三里が支える人間像そのものです。
足三里は万能のツボ、上手く使って生活をより豊かになれるようにしていきましょうね!
最後に
〜Na-a Na-wa Rokha Payati Vina-santi〜
私の持つ技術と知識があなたの救いとなりますように
この手に触れる全ての人が健やかに、幸せに過ごせますように
