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── ホーラーウェート実践とランナーエキスポ体験記
実践の中で深まるホーラーウェートの学び
チェンマイでの学びの中心となっている「ホーラーウェート(Horawej)」体質診断。
日々の授業では手指を使った元素の計算法を用い、実際の症例を通して判断力を磨いております。
はじめは混乱した診断の流れも、ケーススタディをこなす中でだんだんと自然に読めるように。
「この症状は火元素の偏り」「この反応は風が強すぎる」
そうした感覚が、自分の中に根づきつつあるのを実感しています。
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ご褒美は“ランナーエキスポ”という学びの宝庫
そんな日々のご褒美として連れて行っていただいたのが、
タイ北部最大級の展示会「LANNA EXPO(ランナーエキスポ)」
工芸・食品・美容・健康といった多彩なブースが立ち並ぶ中、
私が吸い寄せられるように訪れたのは「タイ伝統医療」の特設エリアでした。
なんとそこでは──
昨年、私が直接ご指導いただいたDr.サワット先生と再会。
グアシャとトークセンの双方を現地で教えていただいた恩師であり、
再び対面できたことに、胸が熱くなりました。
さらには、ダオ式トークセンで知られるメオ先生のお姿も。
立ち話の中にも現場の智慧が宿っており、施術家としての矜持を改めて感じる機会となりました。


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“ガンドゥッ”という未知なる施術体験
このエリアで体験したのが、「ガンドゥッ」という伝統的な治療法。
背中に細い針を打ち、そのまま筋膜を引っ張るように動かしていくという療法で、
鍼灸ともオステオパシーとも異なる独特の感覚があります。
いわば「筋膜を外側から剥がして解放する」ようなイメージ。
痛みではなく、滞りの奥が静かにほどけていくような不思議な体験でした。
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タイ伝統医学を学ぶ意味とは?
こうした出会いと体験を重ねる中で、確信したことがあります。
タイ古式マッサージやトークセンを深く理解するには、
タイ伝統医学の考え方=四大元素の世界観を避けては通れないということ。
日本では東洋医学や筋骨格理論で解釈されることが多いタイ古式ですが、
それは“日本的な枠組みでタイ技術を翻訳している”に過ぎません。
ですが、実際にこうして現地で体験してみると──
「なぜこの技術が生まれ、どうしてその技法が必要とされてきたのか」
その背景にある哲学や暮らし、思想がつながってくるのです。

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「難しそう」「日本人には馴染まない」と感じる方へ
「四大元素診断ってスピ的で難しそう」
「うちのお客さんには合わなさそう」
そんな印象を持たれる方もいるかもしれません。
ですが、ホーラーウェートは**身体と気質を読み解く“翻訳ツール”**でもあるのです。
風が強ければ神経過敏になりやすい。
土が弱ければ軸がぶれやすく、消化力も落ちる。
これらの“気質”をもとに、施術のアプローチを変えるだけで
「同じ技術でも、なぜこんなに響きが違うのか」が体感的に理解できます。

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トークセン・ビハーラでは学びを施術に活かします
こうして現地で得た学びは、必ず【トークセン・ビハーラ】での施術に活かしていきます。
すでに取り入れている「風の門」セッションや「トークセン」の時間にも、
この体質診断の視点を導入し、お客様お一人お一人に寄り添った施術を行ってまいります。
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「ただの癒し」では終わらない、本質的なケアを目指して
トークセン・ビハーラは、リラクゼーションサロンではなく、
身体・氣・感情に寄り添う“伝統医療ベースのケア空間”を目指しています。
今回、改めて感じたのは
「本物の技術には、文化と哲学が宿っている」ということ。
その重みを、軽やかに、けれど誠実に──
日本のお客様にお届けできるよう、これからも学びを続けてまいります。
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