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うどんより蕎麦派の僕ですが・・
皆さんおやっとさぁ!鹿児島のトークセン・ビハーラの折田です。
いきなりですが、僕は蕎麦が好きです。
かなり好きです。
健康の話を抜きにしても好きですが、施術家という仕事をしていると「これ、身体に悪いわけがないよな…」と、だんだん確信に変わってきました。
今日はそんな蕎麦好きが、蕎麦がきという地味な存在を通して、自律神経の話を少しだけ深掘りしてみようと思います。
そばが自律神経に作用する三つの入口
自律神経は、意志では動かせません。ですが、ある条件が揃うと勝手に整い始めます。
その条件が、消化・血糖変動・血流と温度。この三つです。
蕎麦、とくに蕎麦がきは、不思議なくらいこの三点をすべて穏やかに満たしてくれます。
入口その一 消化 胃腸が静かだと神経も静か
まず一つ目の入口は消化です。
自律神経が乱れている人の身体は、胃腸がずっと緊張しています。食べるたびに、内臓が「戦闘態勢」に入ってしまう。
揚げ物や脂っこい食事、冷たい飲み物。これらは胃腸にとっては強い刺激です。
一方、蕎麦がきはどうか。
そば粉と水だけ。油も砂糖も使わず、しかも温かい。自然とゆっくり食べることになります。
胃腸は慌てなくていい。この瞬間、身体は「今は安全だ」と判断します。
副交感神経が働き始め、呼吸が深くなり、内臓が緩む。これは施術中にお腹がふっと柔らかくなる感覚と、まったく同じです。
入口その二 血糖変動 神経は揺さぶられるのが一番苦手
二つ目の入口は血糖値の変動。
自律神経が乱れている人ほど、血糖値の急上昇と急下降に弱い。
甘いものや精製された炭水化物を摂ると、一時的に元気になった気がします。でもその後、急にだるくなったり、ソワソワしたり、眠くなったりする。
これは気合の問題ではなく、交感神経が強制的に叩き起こされているだけです。
蕎麦は、食物繊維とタンパク質を同時に含み、血糖値の上がり方が比較的穏やか。
蕎麦がきにすると、さらに顕著です。麺のように一気に流れ込まず、血糖変動がなだらか。
神経が揺さぶられない。これだけで、自律神経はかなり楽になります。
入口その三 血流と温度 巡る身体は緊張しない
三つ目の入口が、血流と温度。
ここで登場するのが、蕎麦の栄養素の代表格、ルチンです。
ルチンは毛細血管を丈夫にし、血流をスムーズに保つ働きがあります。
血が巡ると、末端まで熱が届く。身体が冷えにくくなる。
自律神経は、血流が悪く、冷えている状態を「危険」と判断します。
逆に、温かく、巡っている身体は、緊張する必要がない。
蕎麦がきは温かく、しかもルチンを逃がしにくい食べ方。
血流と温度、この二つの条件を静かに満たしてくれます。
蕎麦の栄養は派手ではないが神経向き
蕎麦はルチンだけではありません。
タンパク質の質が高く、リジンなどの必須アミノ酸を含みます。
ビタミンB群は、神経のエネルギー代謝を支え、マグネシウムは神経の興奮を抑える方向に働きます。
どれも即効性はありません。ですが、自律神経にとっては「毎日これくらいでいい」と思える、ちょうどいい栄養です。
施術が入りやすい身体は入口が開いている
施術をしていて感じるのは、身体が受け取れる人は、この三つの入口がちゃんと開いているということ。
消化が静か。
血糖が荒れない。
血が巡って温かい。
この状態だと、トークセンの音も振動も、風の門の呼吸の変化も、驚くほど素直に入っていきます。
自律神経を整えるとは、頑張ることではなく、邪魔をしないこと。
蕎麦がきは、その邪魔を一つずつ取り除いてくれる食だと思っています。
最後に
〜Na-a Na-wa Rokha Payati Vina-santi〜
私の持つ技術と知識があなたの救いとなりますように
この手に触れる全ての人が健やかに、幸せに過ごせますように
