タイ伝統医学の身体地図を学ぶ
皆さんおやっとさぁ!鹿児島のトークセン・ビハーラの折田です。
タイ古式マッサージやトークセンの基盤となる考え方に「セン(SEN)」があります。
これは身体を流れる生命エネルギーの道であり、東洋医学でいう経絡に近い概念です。
中でも重要なのが「シップセン(Sip Sen/10本の主要セン)」と呼ばれる基本ラインです。
本日はそのシップセンについて、初心者の方にもわかりやすい形で整理してご紹介いたします。
センとは何か
センは身体の中を流れる「気の流れの道」のことです。タイ伝統医学では無数のセンがあるとされますが、その中でも基本となるのが10本の主要センです。
これは古代から実践に活かされ、今日までタイ古式マッサージやトークセンに受け継がれてきました。
センは目に見える構造ではありませんが、現代的に見れば筋膜や神経の走行と重なり合う部分が多く、身体を「つながり」で理解するための指針ともいえます。
シップセン(10本の主要セン)一覧
ここからは、10本のセンの名前とその特徴を簡単に整理していきます。
1. セン・イタ
身体の左側を走るライン。坐骨神経の走行と似ており、腰から脚へ伸びる流れ。
2. セン・ピンガラ
身体の右側を走るライン。イターと対になり、左右のバランスを司る。
3. セン・スマナ
身体の中央を通るライン。呼吸器や消化器と関連し、胸から腹を貫く流れ。
4. セン・カラタリ
胸と腹の外側を走るライン。腕や胸郭とのつながりが強く、自律神経の働きとも関わる。
5. セン・サハサランシ
目から体内に下りるライン。視覚や頭部の不調と関連。
6. セン・タワリ
こちらも目から下に伸びるラインで、サハサランシと対になり、頭の疲れと深く関わる。
7. セン・シキニー
泌尿器や生殖器と関係するライン。骨盤周囲を流れる。
8. セン・スクマン
泌尿器や生殖器と関係するライン。骨盤周囲を流れる。肛門への流れ。
9. セン・ルーシャン
呼吸器と関連。胸郭から喉へ走り、息苦しさや胸の詰まりに影響する。
10. セン・ジャンタプサン
呼吸器と関連。胸郭から喉へ走り、息苦しさや胸の詰まりに影響する。
👉 これら10本を理解することで、身体のエネルギーの流れを把握でき、施術をより体系的に行うことができます。

センを学ぶ意義
10本のセンを学ぶと、以下のメリットがあります。
• 身体を部分ではなく「流れ」で理解できる
• 不調が起きたときに「どのセンに滞りがあるか」を考えられる
• 施術の幅が広がり、説明の説得力が増す
特にトークセンは、木槌の響きでセンにアプローチできる技法です。
筋膜や神経と重なるセンに響かせることで、滞りを解きほぐすサポートとなります。
👉 関連ページはこちら:トークセンについて詳しく見る
まとめ
シップセン(10本の主要セン)は、タイ伝統医学を学ぶ上で欠かせない基礎です。
「筋膜」「神経」と照らし合わせることで、現代人にも理解しやすく、施術にも応用が可能となります。
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学びを通じてご自身の施術に新たな視点を加えてみてください。
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