【トークセン】タイ昔ばなし

トークセンにも色んな昔ばなしがあるようです

皆さんおやっとさぁ!トークセン・ビハーラの折田です

このブログを読んでいる方にはお馴染み!のトークセンですが・・

トークセンはタイ北部を中心に広まる伝統的な木槌療法のこと。心地よい振動と音が心と体を再構成してくれます

タイ伝統木槌療法【トークセン】についてはこちらの記事をご覧ください↓

そんな大人気のトークセンですが、今回はタイに伝わるトークセンの昔ばなしを色々まとめてみたので読んでみてくださいね♪

タイの昔ばなし・トークセン編

①雷神の木とトークセンの起こり

むかしむかし、タイ北部のランナー王国のとある村に、カーオおじいさんという心優しい治療師が住んでいました

カーオおじいさんは、山の薬草や不思議な手技を使って村人たちの病を癒やしていましたがある日、村の若者ティーがひどい腰痛に苦しんでいると聞きつけました

「どんな薬を塗っても、どんなお経を唱えても、この痛みは治りません……」とティーは涙を流しました。カーオおじいさんは村の外れの森に入り、治療の手がかりを探すことにしました

雷神の試練

その夜、カーオおじいさんが森の奥へ入ると、突然、空が暗くなり、雷がとどろきました。そして、大きなタマリンドの木に雷が落ちたのです

おじいさんが驚いて近づくと、そこには金色の光に包まれた雷神(ピー・ファー)が立っていました

「お前はなぜこの森へ来たのか?」雷神が低い声で尋ねました

「村の者の痛みを癒やす方法を探しているのです」

カーオおじいさんが答えると、雷神は少し考えてから言いました

「ならば、この雷に打たれた木を使うがよい。ただし、その力を悪用してはならぬ。正しい心を持つ者だけが、この技を継ぐことができる」

そう言い残し、雷神は雷の閃光とともに消えました

トークセンの誕生

カーオおじいさんは、雷に打たれたタマリンドの木を慎重に削り、小さな杭と木槌を作りました。そして村へ戻り、それを使ってティーの体をやさしくトントンと叩いてみました

すると、不思議なことにティーの体が軽くなり、腰の痛みはすっかり消えてしまったのです!

村人たちは驚き、次々とカーオおじいさんのもとへ訪れました。おじいさんは雷神から授かったこの技を 「トークセン」 と名付け、代々伝えていくことを誓いました

それからというもの、トークセンはランナーの地に広まり、人々の心と体を癒やす技として語り継がれるようになったそうな

②仏師とトークセンの杖

むかしむかし、タイ北部のとある村にラーンおじいさんという仏師(ほとけを彫る職人)が住んでいました。ラーンおじいさんはとても腕がよく、美しい仏像を彫ることで有名でした

ある日おじいさんは村の長老から大きな菩提樹の木を託されました

「この木で、お寺に納める立派な仏像を彫ってくれ」

ラーンおじいさんは「ありがたき幸せ」と受け取り、さっそく彫り始めました

しかし、その菩提樹の木はとても固く、どんなノミを使ってもなかなか削れません

「どうしたものか……」

困り果てたおじいさんは、その夜お寺で仏様に祈りました

夢のお告げ

その晩、ラーンおじいさんは不思議な夢を見ました。夢の中で、白衣をまとったシワカ・コマラパが現れこう言いました

「その木はただの木ではない。聖なる力を宿しておる。仏像にするのもよいが、お前の手で病に苦しむ人々を救う杖にするのもまた道である」

そう言い残すと、シワカは消えました

木槌と杭の誕生

翌朝、おじいさんは夢のお告げに従い、仏像を彫るのをやめました。そして、菩提樹の一部を使って、小さな木槌と杭を作りました

「これで何ができるのか?」

不思議に思いながらも、ラーンおじいさんは、それを使って自分の体を軽くトントンと叩いてみました

すると、長年の彫刻仕事で凝り固まった腕や肩の痛みがスッと消えていくのを感じました。

「これはすごい!」

その噂はすぐに村中に広まり、人々はおじいさんのもとを訪れ、肩や腰、足を軽く叩いてもらいました。すると、みんな体が楽になり、元気を取り戻していきました

受け継がれる技

やがておじいさんはこの技を「トークセン」と名付け、村の若者たちに教えました

彼の作った木槌と杭は代々受け継がれ、病や疲れを癒す大切な道具となりました

そして今でもトークセンの木槌と杭は、病を癒すだけでなく、仏の心を宿す聖なる道具として大切にされているのだそうな

③竹の音と森の精霊

むかしむかし、タイ北部の深い森の中にノーイという心優しい若者が住んでいました

ノーイは小さな村で医者のような仕事をしており、薬草を調合したり、マッサージをしたりして、人々の病を癒やしていました

ある日村の長老が重い病にかかり、どんな薬を使っても良くなりませんでした。ノーイは「何か新しい治療法を探さなければ」と考え、深い森へと足を踏み入れました

精霊のささやき

森の奥へ進むと、不思議な音が聞こえてきました

コン…コン…コン…

それはまるで、木を軽く叩くような、心地よい響きでした。ノーイが音のする方へ行くと、そこには黄金色の竹が生えていました。その竹が風に揺れるたびに、コンコンと不思議な音を奏でていたのです

すると、竹のそばに現れたのは森の精霊(ピー・ダーオ)でした。精霊はやさしく微笑みながら、ノーイに言いました

「この竹の響きを、病に苦しむ者に届けなさい。この音には、悪い気を払い、体の痛みを癒す力があるのです」

竹のトークセン

ノーイは精霊の言葉に従いその竹を切り小さな杭と木槌を作りました。そして村へ戻ると長老の体を竹の杭でやさしくトントンと叩きました

すると不思議なことに、長老の顔色がみるみる良くなり、翌日にはすっかり元気を取り戻しました。村人たちは驚き、この技を「森の精霊の贈り物」として大切にするようになりました

伝説となった響き

やがてノーイの技は「トークセン」と呼ばれるようになり、竹の杭と木槌を使った治療法としてタイ北部の村々に広まっていきました

それ以来、人々はトークセンの音を「森の精霊の声」と信じ、その響きが体と心を癒やしてくれるのだと語り継いでいるそうな。

④山の仙人とトークセンの秘法

むかしむかし、タイ北部の高い山にプラ・クルバという仙人が住んでいました。プラ・クルバは修行を積んだ高僧で、薬草の知識や体を癒やす技を持ち、人々を助けていました

ある日、村の青年チャイが、山を越えて仙人のもとを訪ねてきました

「仙人さま、私の父が重い病にかかり、どんな薬を飲んでも良くなりません。どうかお助けください!」

仙人は静かにうなずき、チャイにこう言いました

「この山には、特別な木がある。その木の力を借りれば、お前の父を救えるかもしれない」

雷に打たれた神木

仙人はチャイを連れて、山の奥へと進みました。そこには、黒く焦げた1本の大木が立っていました

「この木は天からの雷に打たれた聖なる木だ。これを使って、悪しき気を追い払い、体の痛みを癒やすのだ」

仙人は木の一部を削り、小さな木槌と杭を作りました。そして、チャイに教えました

「この木槌と杭を使い、父の体をやさしく叩くのだ。ただし大切なのは心の静けさ。余計な欲を持つと、この技は効かぬぞ」

トークセンの力

チャイは村へ戻ると、仙人に教わった通り、木槌と杭を使って父の体をトントンと叩きました

すると、不思議なことに父の顔色が良くなり、しばらくすると起き上がれるようになりました!

村人たちは驚き、チャイに頼んで自分たちの体も叩いてもらいました。すると、肩こりや腰痛に悩んでいた人々も次々と楽になっていきました

仙人の言葉

チャイは再び山へ戻り、仙人にお礼を言いました

「仙人さま、あなたの教えのおかげで村の人々を助けることができました!」

すると仙人は微笑みこう言いました

「よいか、トークセンの技は、ただの治療ではない。叩く音には、心を整える力があるのだ。これからも、人々のためにこの技を使いなさい」

それ以来、チャイは村でトークセンを施し、多くの人々を癒やしていきました

そしてこの技は、仙人の教えとともにランナーの地に広く伝わっていったということです

⑤老僧とトークセンの音

むかしむかし、タイ北部の静かな寺にルアン・プーという年老いた僧侶がいました

彼は村人の悩みを聞き、時には薬草を調合し、時には祈りを捧げて人々を癒やしていました

ある年のこと村では大雨が続き、多くの人々が湿気と寒さで関節の痛み体のこわばりに苦しむようになりました

「どんな薬を塗っても良くなりません……」

村人たちは困り果て、ルアン・プーに助けを求めました

お堂に響く音

ルアン・プーは夜、寺の本堂で静かに瞑想をしていました。すると、外の風に揺られた鐘の音が、心地よいリズムで響きました

カン……カン……カン……

その音を聞いたとき、ルアン・プーはあることを思い出しました

「音には、人の心と体を整える力がある。もし、この響きを体に伝えれば、村人たちの苦しみを和らげられるかもしれない……」

木槌と杭の誕生

翌朝ルアン・プーは古くなった寺の柱の一部を削り、小さな木槌と杭を作りました。そして、それを使って村人たちの体をトントンと叩いてみました

コン……コン……コン……

すると不思議なことに、村人たちは体が軽くなり、こわばりが消えていくのを感じました

「これはまるで、お寺の鐘の音のようですね……」

村人たちは驚き、次々とルアン・プーに治療を頼みにきました

受け継がれる技

ルアン・プーは、自分が年老いてもこの技が途絶えぬよう、村の若者たちに方法を教えました

そして、トークセンの響きとともに慈しみの心を持って施術を行うことの大切さを説いたのです

やがてこの技は「トークセン」と呼ばれるようになり、心と体を癒やす特別な治療法として遠くの村々にまで広まっていったということです

⑥白い象とトークセンの鼓動

むかしむかし、タイ北部の深い森にチャーイという若い象使いがいました

彼は森で象を育て、村の仕事を手伝っていました。中でも彼が育てた白い象のプーカムは、とても賢く、村人たちから「神の使い」として大切にされていました

しかし、ある日プーカムが足を痛めてしまいました。どんなに薬を塗っても、どんなに祈りを捧げても、プーカムは元気を取り戻しませんでした

「プーカムを助ける方法を探さなければ……」

チャーイはそう決意し、森の奥深くへと向かいました

森の賢者の教え

チャーイは森の中を歩き続け、ついにパー・モック(森の賢者)と呼ばれる老人の庵にたどり着きました

「賢者さま、どうか私の象を助けてください!」

すると賢者は静かに微笑み、一本の大きな木を指さしました

「その木の鼓動を聞いてみなさい」

チャーイが木に耳を当てると、トン……トン……トン…… と、まるで心臓の鼓動のような音が聞こえてきました

「この木は大地のエネルギーを宿している。この木を使えば、お前の象も元気を取り戻すだろう」

木槌と杭の誕生

賢者はその木を削り、小さな木槌と杭を作りました

「これを使い象の足をトントンと叩くのだ。ただし、力ではなくリズムを大切にしなさい」

チャーイはプーカムの足を木槌でやさしく叩き始めました

コン……コン……コン……

すると不思議なことに、プーカムはゆっくりと立ち上がり、再び元気を取り戻したのです!

トークセンの鼓動

村に戻ったチャーイは、人々の体にも同じ方法を試しました。すると、長年の疲れや痛みが和らぎ、みんなが元気になっていきました

「これはまるで、大地の鼓動が体に伝わるようだ……」

この技は「トークセン」と呼ばれ大地のリズムを整える神聖な治療法として、村から村へと広がっていったのです

そして今でもトークセンの響きは、人々の心と体を癒やす大地の鼓動として伝えられているそうな

⑦川の竜とトークセンの響き

むかしむかし、タイ北部を流れる大きな川のほとりに、カムという若い漁師が住んでいました

カムは腕のいい漁師でしたが、ある日大きな嵐に遭い、川で網を引いていたときに激しい流れに飲み込まれてしまいました

目を覚ますと、カムは不思議な洞窟の中にいました。洞窟の奥には、金色の鱗を持つナーガ(竜神)が横たわり、苦しそうにうめいていました

「お前は誰だ?」

カムは震えながら答えました

「私はただの漁師です。でも、なぜそんなに苦しんでいるのですか?」

ナーガはため息をつきました

「私はこの川の守り神。しかし、長い年月のうちに体が固まり、動けなくなってしまったのだ……」

カムは考えました。村では、長く川で働いた漁師たちが、体の痛みや関節のこわばりに悩まされることがよくありました

それと同じように、この竜神も長い年月のうちに体が固まってしまったのではないか?

ナーガの骨の木

カムは洞窟の中を見渡しました。すると、そこには白く輝く木の杭がいくつも刺さっていました。ナーガはそれに目を向け、こう言いました

「これはナーガの骨の木。この木には、川の流れと同じ響きの力が宿っている。この杭を使って、私の体を叩いてくれぬか?」

カムは恐る恐る、木の杭を手に取り、ナーガの背中をやさしくトントンと叩きました

コン……コン……コン……

すると、ナーガの体が少しずつ軽くなり、ゆっくりと動き始めました

「おお……これはまるで、水が体を流れるようだ!」

やがてナーガはすっかり元気を取り戻し、カムに向かって言いました

「この木と技を人間たちにも伝えよ。体の滞りを流し、痛みを和らげる力があるのだから」

水のリズムを伝えて

カムは村へ戻ると、ナーガの教えを思い出しながら、村人の体を木槌と杭でトントンと叩いてみました

すると漁師たちの疲れや痛みが和らぎ、まるで水が流れるように体が軽くなっていきました

「これは、川の流れのリズムを整える技なのかもしれない……」

こうしてカムはナーガから授かったトークセンを村に広め、その技はやがてタイ北部の地に受け継がれていったのでした

そして今でも、トークセンの響きは、川の流れのように滞りを流し、体を癒やす音として人々に伝わっているそうな

⑧雷神が授けたトークセンの槌

むかしむかし、タイ北部の山奥にリットという青年が住んでいました。リットは村の鍛冶職人で、刀や農具を作るのが得意でした

ある日、大きな嵐がやってきて、村の聖なる菩提樹に雷が落ちました。翌朝、村人たちが木の様子を見に行くと、不思議なことに木は焼けずに黒く輝いていました

「この木には雷の力が宿っているのではないか?」

村人たちは恐れを抱きましたが、リットだけは違いました

「もしかすると、この木を使えば、新しい力が生まれるかもしれない……」

雷神との出会い

リットは夜、菩提樹の前で静かに祈りました。すると、空から雷神(プラ・ルアン)が現れました

「リットよ、お前の心の強さに免じこの雷の木を授けよう。この木で槌を作り、人々の痛みを癒やすのだ」

雷神は雷のように大きな笑い声を響かせると、再び雲の中へと消えていきました

雷の槌と杭

リットはすぐに雷の木を削り、小さな木槌と杭を作りました。そして、村で長年の労働により腰や肩の痛みを抱えていた老人の体を、槌で優しくトントンと叩いてみました

ゴン……ゴン……ゴン……

すると、雷の木の響きが体に伝わり、老人は驚いたように立ち上がりました

「おお、体が軽くなった……まるで雷が体の滞りを打ち砕いたようじゃ!」

リットはさらに村人たちに試し、みんなの体がどんどん楽になっていくのを感じました

雷神の教え

雷の槌の噂は遠くの村々まで広まり、リットのもとには多くの人が訪れるようになりました

ある日、リットの夢に再び雷神が現れました

「よくやった、リットよ。だが、この技はお前だけのものではない。後の世に受け継ぎ、多くの人々を癒やすのだ。雷の音を忘れるな。リズムこそがすべてなのだ

目を覚ましたリットは、弟子たちにこの技を伝え、「トークセン」として広めていきました

そして今でも、トークセンの槌の響きは雷神が授けた癒やしの音として、受け継がれているそうな

⑨月の巫女とトークセンの調べ

むかしむかし、タイ北部のとある村に、ラーイという美しい巫女がいました。ラーイは月の満ち欠けを読み、薬草を調合し、人々の病を癒やしていました

ある年のこと、村に奇妙な病が流行り、人々の体が重く、痛みに苦しむようになりました。どんな薬を使っても、どんな祈りを捧げても、村人たちは元気を取り戻しませんでした

「神々よ、どうか人々を救う方法を教えてください……」

ラーイは、満月の夜に森の奥深くへと向かい、神々に祈りを捧げました

月光に浮かぶ神の木

ラーイが祈っていると、月の光が一本の木を照らしました。その木は、まるで光をまとっているかのように青白く輝いていました

すると、夜風に乗って静かな調べが聞こえてきました

トン……トン……トン……

その音は、まるで月の鼓動のように響き、ラーイの心を満たしました

「この木には、月のリズムが宿っている……」

ラーイはその木を削り、小さな木槌と杭を作りました

トークセンの調べ

村に戻ったラーイは、病に苦しむ村人たちの体を、月のリズムに合わせてトントンと叩きました

コン……コン……コン……

すると不思議なことに、村人たちは少しずつ体の痛みが和らぎ、心まで穏やかになっていきました

「これは、まるで月の調べのようだ……」

ラーイはこの技を「トークセン」と名付け、村の人々に伝えていきました

満月の誓い

やがて、トークセンの技は遠くの村々にも広まり、多くの人々を癒やしました

ある満月の夜、ラーイは月に向かって誓いました

「私は、この技とともに、人々を癒やし続けます。そして、この響きが未来へと受け継がれますように……」

こうして月のリズムを刻むトークセンは、人々の間で大切に伝えられ、今でもその音は、満月の夜のように静かに心と体を癒やしているということです

トークセンの持つ神秘的な力

トークセンの持つ神秘的な力は現地タイでも信じられており、昔はトークセンを受けるというと「悪い精霊に取り憑かれたのか?」と本気で心配されたりしてそうです

タイは現実とスピリチュアルが融合したアジアンテイストの素敵な国です

そのタイに伝わるトークセンの持つ力・・ぜひ皆さんにも体験してもらえたら、と思います

最後に

私の持つ技術と知識があなたの救いとなりますように

この手に触れる全ての人が健やかに、幸せに過ごせますように

Na-a Na-wa Rokha Payati Vina-santi

トークセンビハーラ店主:折田紘一郎

タイ古式療法 トークセン・ビハーラ
折田 紘一郎

〒890-0063
鹿児島県鹿児島市鴨池2丁目20-5(ファミリーマート鴨池2丁目店同敷地内)

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TEL:080-5263-1099(日中電話出れません)

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