【痛みには痛み?】DNIC理論の功績と罪過
☆理論が40年以上前のモノ!?☆
痛みを痛みで消すというのは昔から行われていて、名前をDNIC (広汎性侵害抑制調節)といい、1979年に提唱されたものです。42年前・・42年って・・なんと言いますか。その間に医学は進歩しているので、いささか古い理論となっています。古くは「お手当て」であり、ゲートコントロール理論であり・・サイエンスから考えると痛みは損傷以外の何物でもないからですね。いわゆる揉みほぐしはこの理論に基づくと考えられます。(揉みほぐしの方を否定しているわけではないので悪しからず)
「腰が痛い」→じゃあ「腰を揉みますね〜」みたいな。それを行うと、毛細血管や神経線維、リンパ管、筋組織の破壊、皮膚の破壊など、色々起こってしまいます。脳から鎮痛化学物質が発生するので一時は鎮痛されるのですが、それは原因を取り除かずに結果のみに対応していることとなります。根本解決ではない、と私は考えます。
本来痛かった部分以外にも症状が広がったり症状の悪化があったりして、どんどん身体を悪化させていく恐れがあります。揉みほぐしを否定はしませんが、気持ちいい=改善とは必ずしもならないのが現実です。
さらにまずいのは、強いマッサージに慣れてしまうと感覚受容器からの情報を脳が抑制してしまいます。すると体が我慢し、緊張している状態になります。結果として信号をキチンと受け取れなくなり、身体は危険な状態へとなってしまうのです。
また、DNICばかりに頼っていると痛みに対して過敏になっていき、わずかな刺激で痛みを感じてしまう慢性疼痛の状態へとなることもあり、短期的にはともかく長期的には避けた方が良いのでは?と考えています。
☆DNMは最新のペインサイエンスを基にしている☆
DNMコンセプトは・・カナダの女性理学療法士であるDiane Jacobs女史が最新の神経科学と疼痛科学をベースに開発した徒手療法がDNM/Dermo Neuro Modulatingです。
Dermo=皮膚、Neuro=神経、Modulating=変化、つまり皮膚から神経系を変化させるということです。
DNM 7つの特徴
1 最新のペインサイエンスに基づく
2 優しいアプローチ(痛みは不可)
3 クライアントの感覚を大切にする
4 心地よいという感覚を大切にする
5 Less is More!神経系全体へフォーカスする
6 皮神経と末梢神経の血流を促す
7 脳が変化するまで静かに待つ
☆痛みを科学する☆
来月から学び始めるDNMは皮神経に対するアプローチが多いです。痛みに対してキチンと理解し、理論を学ぶことで適切な施術をすることができると考えています。今から学ぶのが楽しみです。
タイ古式療法 トークセン・ビハーラ
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(現在はDNM施術は勉強中の為お受けしていません。施術可能になったらお知らせしますね)
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