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かつては己の過信と傲慢から・・
皆さんおやっとさぁ!トークセン・ビハーラの折田です
たくさんの技を学ぶ、たくさんの理論を学ぶ、そんな人は多いです。それを否定もしませんし、実に良いことだと思います
でも、かつて迷宮に迷い込んだ僕の話をここらで少し・・
タイ古式マッサージの世界に出会い、トークセンに出会い、色んな人から褒められて有頂天になりつつあったあの時・・
そう、タイ式を始めてから4年ほどでしたでしょうか
更に上に、更に、更に、更に!
あれも、これも、それも、全部身につけたい
そんな「技術沼」にハマっていた時でした
「何でもできるは何にもできない」
タイ古式マッサージを片っ端から学ぼう!とオールドメディスンホスピタルやら、ジャプセンやら。もちろんトークセンも色んなやり方を学びました
整体の技も学びましたし(もちろん使えますよ!たまに使ってますし)、今も影響を受けてます
新しいことを学ぶのは快感です。まるで全能感に包まれたかのようにも感じましたし、腕が上がったと思いました
それに比例してどんどん施術の時間は伸びていきました
あれも、これも、それもしてあげたい
いや「してあげたい」という言葉に隠れた「やってあげる」という己の傲慢、エゴがあったと思います
それは誰しもが持つ落とし穴であると同時に、いつまでも目の前に現れる罠でもあると思います
そしてこのセリフを目にしました
「カウチャイ テ マイカウチャイ(タイ語で、わかったはわかってない)」
技が増えたら上手いのか?とふと立ち止まったんです
足すのではなく、引き算で
僕の目を覚させてくれたのはやはり師匠のじーぶちょーの言葉。多分意識せずにさりげなく仰ったと思います
「施術は足し算じゃなくて、引き算。いかに手数を抑えて効果を引き出すか、だよ」
ガツーンと頭に入って来ました。そうだ、俺ってば足し算ばっかりやってんじゃん
引き出しがあるのはいいんです。それは財産なんです。使いこなせれば・・
僕は技のコレクションをしていたわけです。これ見てよ、あれ見てよって・・どんどん行っちゃう
いや、これは施術だけじゃなくてプライベートもそうなんすけどね(笑)押せ押せドンドン!反省してるけどなかなか治らなくて・・ごめんね
そこからは目指すは引き算!手数を抑える、より効率的に、より負担が少なく
それは的確に相手の症状を見定めて施術するという事でもあります
これがまた難しい!見えないモノを見る必要があるからです
現在は脈診があるからいいですが、当時は迷いまくりでした
あなたの今手の中にある技術を愛して、理解して、深めていく
もし、迷っているのならば・・前に進みたいのならば。今自分の手の中にある技を愛し、理解して、使いこなしてみるのはどうでしょうか?
自分にできないことならば、得意な方を紹介しても良いと思います
レジェンドのジャプセンマスターと呼ばれたママニット、手を置いたらもうそこはセンだった。そんな風に神業を披露していたそうです
探る必要はない、もうそこにあるから触れるのみ
別にそこまで学べとは言いません。僕も絶対無理ですもん。いつか辿り着きたい境地でもありますが・・・
僕のジャプセンの師匠のじーぶちょー、故ノリ先生。そしてこれからジャプセンを学ぶDr.ホン
少しでも近づく為に、ひたすらに深めていこうと今は思います
最後に
11月にはチェンマイにて、Dr.ホンよりメディカルジャプセンというタイの医療の風の門のアドバンス、メディカルジャプセンを学びます
風ノ門についてはこちらの記事をご覧ください↓
きっと多くの方のお役に立てるはず、そして己の中のジャプセンが進化する、そう思っています
皆さん楽しみにお待ちくださいね
Na-a Na-wa Rokha Payati Vina-santi