タイの4大元素の理解を深めよう
皆さんおやっとさぁ！鹿児島のトークセン・ビハーラの折田です。
タイ伝統医学では、人の身体は「四大元素（地・水・風・火）」で成り立つとされ、それぞれの要素のバランスが体質や不調の傾向を決めると考えられています。
そしてこの体質の違いは、どのセン（SEN）が乱れやすいかにも直結します。
本日は、体質別に四大元素を見ながら、センとの関連性や施術の考え方を整理してまいります。
それぞれのエレメントの特徴
地（Din）タイプ ― 安定型の体質
特徴
• 体格がしっかりしている
• 消化がゆるやか
• 落ち着いた性格
乱れやすい不調
• 体重増加、むくみ
• 動きの鈍さ
• 慢性的なだるさ
関連セン
• セン・カラタリ（胸郭・肩まわり）
• セン・スマナ（腹部）
施術の考え方
• 重さを流すように、胸郭や腹部を響かせる
• 風を動かし、巡りをつけることが大切
水（Nam）タイプ ― 柔和型の体質
特徴
• 血液・リンパの流れが豊か
• 思いやりが強く、人に合わせやすい
• 身体は冷えやすい傾向
乱れやすい不調
• むくみ、冷え
• 胃腸の不調
• 感情の波に影響されやすい
関連セン
• セン・スマナ（消化器系）
• セン・シキニー、スクマン(泌尿・生殖系）
施術の考え方
• 腹部や骨盤周囲をトークセンで響かせる
• よもぎ蒸しやハーブテントで温めると相性抜群
👉 参考ページ：ハーブスチームサウナについて
風（Lom）タイプ ― 動き型の体質
特徴
• 呼吸器が敏感
• 活発でエネルギッシュ
• 不安や緊張が出やすい
乱れやすい不調
• 不眠、動悸、呼吸の浅さ
• 神経過敏
• 冷えによる不調
関連セン
• セン・スマナ（胸部中央）
• セン・カラタリ（胸郭外側）
施術の考え方
• 胸郭を解放し、呼吸を深める
• 「風の門」セッションが特に有効
👉 関連ページ：風の門セッションのご紹介
火（Fai）タイプ ― 熱性型の体質
特徴
• 代謝が高く、エネルギッシュ
• 意志が強く、リーダー気質
• 体温が高め
乱れやすい不調
• 怒りっぽさ、イライラ
• のぼせ、発熱傾向
• 胃酸過多や消化不良
関連セン
• セン・スマナ（呼吸器・消化器系）
施術の考え方
• 熱を鎮め、流れを整えるアプローチ
• お腹や胸部を落ち着かせるように響かせる
体質とセンを学ぶ意義
四大元素を通してセンを理解すると、施術は「症状に対応する」だけではなく「体質に合わせて調整する」段階に進みます。
• 地タイプ → 重さを流す
• 水タイプ → 冷えを温める
• 風タイプ → 呼吸を深める
• 火タイプ → 熱を鎮める
この視点を持つと、同じ肩こりや腰痛でも「なぜその人に起こるのか」がわかり、施術の説得力が高まります。
まとめ
体質ごとに崩れやすいセンは異なります。
四大元素とセンを結びつけることで、施術は単なる筋肉のほぐしではなく「全身のバランスを整える学び」となります。
鹿児島のトークセン・ビハーラでは、このような体質診断を踏まえたセンの学びを初心者向け講座としてご用意しています。
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