目次 [閉じる]
タイ伝統医学から身体を読み解く
皆さんおやっとさぁ!鹿児島のトークセン・ビハーラの折田です。
タイ伝統医学を深めていくと、必ず登場するのが「四大元素(地・水・風・火)」です。
そしてこの四大元素の考え方は「セン(SEN)」とも密接に結びついています。
本日は、センと四大元素の関係を、初心者の方にもわかりやすいように整理してお伝えいたします。
四大元素とは何か
タイ伝統医学では、人の身体や自然界は「地・水・風・火」という四つの要素で構成されていると考えます。
• 地(Din):骨や筋肉などの固体部分
• 水(Nam):血液やリンパなどの液体部分
• 風(Lom):呼吸や気の流れ、運動エネルギー
• 火(Fai):体温、代謝、消化の働き
この四つのバランスが崩れると不調が生じるとされ、施術や養生法はこのバランスを整えることを目的とします。
センと四大元素の結びつき
センは「風(Lom)」と深く関わるとされます。
風は身体の中を動かすエネルギーであり、その通り道がセンです。
例えば・・
• 呼吸が浅い → 胸郭を通るセンが滞る
• 消化が乱れる → 腹部のセンに流れの停滞がある
• 頭が重い → 頭部と目に通じるセンが乱れる
このように、センの流れが乱れることは風の乱れ、ひいては四大元素全体のバランス崩壊につながります。
四大元素からみたセンの特徴
1. 地の要素とセン
筋肉・骨に沿うセンは「地の強さ」と結びつき、姿勢や安定感に影響。
2. 水の要素とセン
血液・リンパと重なるセンは「水の流れ」と関連し、むくみや循環不良に現れる。
3. 風の要素とセン
もっとも密接。呼吸・運動・神経伝達を司り、生命活動の根幹。
4. 火の要素とセン
消化器や代謝と結びつき、熱の巡りに関与。冷えやのぼせは火と風のバランスに影響。
このようにセンを理解することは単なる「ライン学習」にとどまらず、四大元素全体を読み解くことにつながります。
施術にどう活かすか
トークセンやタイ古式マッサージを行う際、ただ筋肉をほぐすのではなく
• 「今は風の乱れを整える」
• 「水の流れを助ける」
• 「地を安定させる」
といった視点を持つと、施術の深みが一気に増します。
例えば「風の門」セッションはまさにこの考えを体現しており、胸郭を解放して風(呼吸・エネルギー)の巡りを整えます。
👉 風の門についてはこちらもご覧ください:風の門セッションのご紹介
学びの意義
セラピストが四大元素を理解すると、以下のメリットがあります。
• お客様の体調や気質を元素バランスから読み解ける
• 施術を「癒し」だけでなく「体質改善のサポート」として提案できる
• 伝統と現代をつなげる説明が可能になる
単なる手技の習得ではなく、「身体を読み解く目」を養えるのです。
まとめ
センは「風の通り道」であり、四大元素と切っても切り離せない存在です。
地・水・風・火のバランスを知ることで、センの理解はさらに深まり、施術やセルフケアの見方も大きく変わります。
鹿児島のトークセン・ビハーラでは、この四大元素を学びながら生まれ持っての体質を判定する【ホーラーウェート】講座も今後レッスンの用意をしています。
身体を全体で捉える新しい学びをぜひ体験してみてください(講座開始はもう少し待ってね)
📩ご予約はすべて公式LINEから承っております
下記より友だち追加のうえ、
【お名前・希望メニュー・ご希望の日時】をお送りくださいませ。
▶︎ 公式LINEはこちら
今日もブログ読んでくださってコップンカップ!
